ふぐの毒にご用心
ふぐには「テドロトキシン」とうい強い毒があります。 この毒は青酸カリの1000倍あると言われています。 青酸カリは人を殺すほどの威力があるから、「テドロトキシン」はとてつもなく、恐ろしい毒なのです。 テドロトキシンはふぐ以外にも、カハライモリ、ツムギハゼ、ヒョウタンダコなどの体内にあります。 人間の致死量は僅か1~2ミリグラムです。 毒に強さはふぐにもよって異なり、産卵の時期になると、毒性が強くなります。 熱にとても強く、煮たり焼いたりの単純な加熱調理では、食中毒の危険性は拭い去れません。
ふぐの毒の症状は口や舌の麻痺、頭痛や吐き気が主だったものです。 重篤な症状になると、言語障害、呼吸困難を引き起こします。 食べてから、症状が出るまで、とても早いことが特徴です。
ふぐの食中毒は毎年、起こっています。知識の無い素人がふぐをさばく事が原因のほとんどです。 専門知識のある、ふぐの職人ですら、ごくまれに毒を残してしまいます。 ふぐの毒を完全に取り除くのは、ものすごく難しい事であり、素人には到底出来るはずがないのです。 素人がふぐを調理する事は、絶対に辞めてください。 ふぐの調理には、ふぐ調理免許という普通の調理師とは違った、専門の資格が必要になります。 筆記試験、実技試験があります。 実技試験は20分間で、ふぐをばらばらにして、1枚の皮を3枚に降ろす感じで、10枚の刺身をひきます。 実技がよくても、筆記試験で落ちる受講者も多いです。 難しい試験で、料理人でもふぐを触るのには、2~3年の修行がいります。